異彩の「バディ」となって伴走するウィーク。

HERALBONY
BUDDY WEEK

WDSD~WAAD 2022.03.21-04.02

HERALBONY
BUDDY WEEK

- ヘラルボニー バディ ウィーク -

3月21日「世界ダウン症の日」
4月2日「世界自閉症啓発デー」

全世界でアクションを起こすべく、国連が制定した2つの国際デーで
私たちにできることは何だろう。

そんな問いから生まれたのが「HERALBONY BUDDY WEEK」です。ヘラルボニーは、3月21日から4月2日までの期間に異彩と出会い、つながる「接点」となる様々なイベントや企画を、当サイト上でご紹介します。

異彩のアートで彩られたアイテムを纏って。ギャラリーやお店に足を運んで。写真を撮って。映画を鑑賞して。作家を知って。

新しい啓発アクションの選択肢の1つを、ヘラルボニーが提案できますように。
「自閉症」「ダウン症」「障害」という枠組みを超え、一人のかけがえのない存在として、その人らしく生きていける世界へ。

多彩な特性のある人たちとまちを伴走する「バディウォーク」のように新しい社会に向けた一歩を、私たちは、みなさんと共に踏み出したいです。

#ヘラルボニーバディウィーク #heralbonybuddyweek
#世界ダウン症の日 #世界自閉症啓発デー

ダウン症・自閉症
国際啓発デーとは?

ダウン症とは?

正式名称は「ダウン症候群」。イギリス人のジョン・ラングドン・ダウン医師が最初の報告者であることからこの名前がつけられました。
誰にでも染色体の突然変異は起こりえますが、ダウン症は21番染色体が先天的に1本多く、計3本であることから「21トリソミー」とも呼ばれます。
現在ダウン症のある人は日本全国に5~6万人いるといわれています。

自閉症とは?

自閉症のある人は、社会的なコミュニケーションや対人関係が苦手であったり、特定の行動(ルーティンなど)に強いこだわりを持っていることなどが特性としてあげられます。もちろん、人それぞれで苦手さやこだわりの強弱は異なります。そのような観点から「連続体」という意味をもつ「スペクトラム」という考えができ、2013年からは「自閉スペクトラム症/自閉スペクトラム障害」という名称で呼ばれています。英名の‟Autism Spectrum Disorder”の頭文字をとって「ASD」と略されることもあります。また、自閉症のある人の特徴として、細部にこだわりをもつ人が多いこともあげられます。

ヘラルボニーでは、"ちがい"や"こだわり"を「絵筆」に変え、独自の世界観でアートを描き出す、たくさんの作家が異彩を放っています。

「世界ダウン症の日」「世界自閉症啓発デー」とは?

「世界ダウン症の日(‟World Down Syndrome Day”:WDSD)」は、ダウン症のある人がその人らしく安心して暮らしていけるように、ダウン症のある方たちとその家族、支援に携わる方などへの理解・啓発を全世界で行っていこうと国連で制定された国際デーです。ダウン症のある人は21番染色体が3本あることから「3月21日」が選ばれました。
「世界自閉症啓発デー(“World Autism Awareness Day”:WAAD)」は、毎年「4月2日」を自閉症についてより知ってもらうための啓発を目的とした記念日として
国連によってに定められました。シンボルカラーは「癒し・希望・おだやかさ」を表す「青」。当日は東京タワーがブルーにライトアップされたり、世界各地でイベントが行われます。じつは、「HERALBONY」のブランドカラーも、このシンボルカラーから着想を得ています。

これらの日は、ダウン症や自閉症のあるひと、関わりのあるひと「だけ」の啓発デーではありません。いま、これを読んでくださっているあなたはもちろん、誰もが幸せに暮らすことのできる社会の実現につながる一歩を「みんなで」踏み出すための重要な日です。

※参考
公益財団法人日本ダウン症協会HP
e-ヘルスネット「ASD(自閉スペクトラム症/アスペルガー症候群)について」 


FORCUS
ARTISTS

WEEKを彩る、異彩の作家たちをご紹介

Yukihito Okabe

希望の園(三重県)在籍
1994年生まれ。自閉症。クレヨンを塗って面を創り、色を消すようにニードルで削ってできたクレヨンのカスを集めて、粘土のようにして遊びながら作品を創る。最近ではボードやキャンバスに、クレヨンにポスターカラーを加え着色した面をニードルで削るといったように、制作方法にも幅がでてきている。実はその削りカスを集めてできたかたまり(本人はコロイチと呼んでいる)こそが本人にとって本当の作品であり、結果としてできた絵画はただの削り残したカスであり興味はない。

ARTIST MOVE

Sanae Sasaki

るんびにい美術館(岩手県)在籍
絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。2019年現在の彼女が打ち込んでいるのは、丸く切り抜いた紙をいくつもの色で同心円状に彩色し、塗り終わった紙を壁に並べて貼っていくこと。

ARTIST MOVE

Fumie Shimaoka

幼い頃から、机に向い集中して手指を動かす作業が好きで、モンテッソーリ教室に楽しく通っていた。折り紙が得意なところを見込まれて、ホテルでナプキン等のリネンを畳む仕事に就き、余暇として習字やリリアン、編み物をしながら過ごしていた。そんな中、ある日突然急性水腫を発症し、一時は失明も危惧されたが奇跡的に回復し、コンタクト治療によって視力を矯正できた後から、自ら手持ちの水性ペンで大胆に細やかな線画を描き始めた。彼女の作品の特徴は、独特の色彩感覚でコツコツとちいさなマルやセルを繋げ、好きなモノや想いを描く。当初は、モノクロの作品を描いていたが、次第にたくさんの色を持ち、形を変え、欠片は増殖していき徐々に現在の作風が確立されていった。高校卒業時の色紙に彼女が記した座右の銘は、「人生予期しないことが起こるからおもしろい」。現在は、作業所に通いながら、家族と夕食を囲んだ後のテーブルで、のんびりと創作活動を楽しむ毎日を過ごす。

ARTIST MOVE

Kiyoshi Yaegashi

るんびにい美術館(岩手県)在籍
一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物だと知ったら多くの人が驚くだろう。 この表現様式を八重樫は子どもの頃、誰に習うことなく独創によって生み出し、以来半世紀余りにわたってこのただ一つのスタイルで創作し続けて来た。その作品数はおそらく数千点に及ぶと思われる。

ARTIST MOVE

Satoru Kobayashi

るんびにい美術館(岩手県)在籍
よく見ると、いろいろな数字がつなげて描かれているのがわかる。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。 初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。 これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。彼の好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。

ARTIST MOVE

Takeshi Anzai

unico(福島県)在籍。普段の活動の中でドライブや、散歩、人と関わることを好むが、絵を描くことが特に好きな安斎。情報に敏感で、先々のスケジュールがとても気になる性分。常日頃から誰かと間近で関わる事が多かった彼は、このところの新しい生活様式により、ほかの人とのディスタンスを余儀なくされたことで、一人の世界を楽しむ新たな一面も見せている。

ARTIST MOVE

ART WORKS

WEEKを彩る、異彩の作家たちが描いた作品群


  • Fumie Shimaoka「宇宙」


  • 安斎 隆史「かぶと」


  • 八重樫 季良「(無題)(家)」


  • 佐々木早苗「(無題)」(角)


  • 「Hoo!Hey!」 岡部 志士


  • Fumie Shimaoka「宇宙」


  • 安斎 隆史「かぶと」


  • 八重樫 季良「(無題)(家)」


  • 佐々木早苗「(無題)」(角)


  • 岡部 志士「Hoo!Hey!」

  • 八重樫季良「(無題)(家)」

  • 安斎隆士「無題」

  • 小林覚「埴生の宿」

  • 小林覚「夏の魔物」

  • 岡部志人「Scratch Works Yay!Yay!」

  • 八重樫季良「(無題)(家)」

  • 安斎隆士「無題」

  • 小林覚「埴生の宿」

  • 小林覚「夏の魔物」

  • 岡部志人「Scratch Works Yay!Yay!」


EVENT

HERALBONY BUDDY WEEK 開催イベント

03.19 SAT.

アートをまとって一緒に写真を撮る。

バディウォーク東京2022 for ALL × ヘラルボニー

Buddy Walk® Tokyo 2022 for allを応援するサテライトイベント。
「HERALBONY CARAVAN in 渋谷モディ」特設コーナーで開催決定。

マルイ・渋谷モディの4階に期間限定でオープンしている「HERALBONY CARAVAN」に、2×3メートルに大きくプリントされた、Fumie Shimaokaの「宇宙」のアートが出現。ご来場のお客様は、異彩を背景に自由に写真撮影いただけます。

さらに、3月19日(土)15:00-19:00は、一日限定でプロのカメラマンによる無料の写真撮影会を先着16組限定で開催します!(※参加を希望されるお客様は「Peatix」にて事前のご予約が必要です)
撮影した写真は「HERALBONY BUDDY WEEK」オリジナルポストカードと一緒に参加者の方にその場でプレゼントいたします。特別な一日を、記憶にも記録にも残しませんか。
このような時期ではございますが、新型コロナ感染症対策を万全に、皆様のご参加を心よりお待ちしております。


03.31 THU.

映画を鑑賞する。

ヘラルボニー×THEATRE for ALL トーク
&オンラインシアター

世界ダウン症の日、世界自閉症啓発デーにあわせ、オンライン劇場として活動する「THEATRE for ALL」とへラルボニーがコラボ。[1部]トーク&[2部]オンラインシアター(登壇者&参加者で一緒に視聴する上映会)を開催します。
トークセッションでは、THEATRE for ALLとヘラルボニーそれぞれを代表して金森 香、松田 崇弥が登壇。公益社団法人日本フィランソロピー協会理事長の髙橋 陽子さんをゲストにお招きし、2部で上映するドキュメンタリー作品『まひるのほし』のご紹介も交えながら、作家を取り巻く環境やこれからの展望についてディスカッションしていきます。
オンラインシアターでは1998年に製作された佐藤真監督の『まひるのほし』を上映。障害のある7名のアーティストの創作活動を取材した本作は公開から20数年を経た今でも、アートの本質を語りかけてきます。
今回のオンラインシアターは、上映中、リアルタイムでオンラインで繋がり、登壇者もともに視聴して、チャットでのコミュニケーションも導入します。



04.02 SAT.

いつものショッピングから異彩を応援する。

世界自閉症啓発デーで、社会を前進させるお買い物体験を

4月2日(土)の「世界自閉症啓発デー」に、渋谷マルイ・モディで「社会還元デー」が開催されます。「社会還元デー」では、4月2日の渋谷マルイ・モディにおける売上の0.1%が、ヘラルボニーを通じて、知的障害のある作家の創作活動やその普及活動のサポートのほか、福祉団体などへ寄付されます。
お客さまの一人ひとりの想いを、社会の力に変えていく企画です。今年の社会還元デーは、ヘラルボニーの作家であるFumime Shimaokaの作品「宇宙」がデザインされたアートマスクを渋谷マルイ・モディのスタッフがまとい、還元デーを盛り上げます。
#社会還元デー

WEEK CAMPAIGN

期間中、店舗/ギャラリー来店・EC購入のお客様に オリジナルポストカードをプレゼント

ポストカードの期間限定配布は、東京・京橋の「BAG-Brillia Art Gallery-」に併設するポップアップストア(※3/27まで)、岩手県盛岡市の川徳常設店舗、「HERALBONY GALLERY」、期間中ブランドECサイトでご購入いただいたお客様に同封させていただきます。 

BAG-Brillia Art Gallery-「ヘラルボニー/異彩のみらい」(※3/27まで)

川徳3階常設店舗

HERALBONY GALLERY

「HERALBONY CARAVAN in 渋谷モディ」OPEN!

渋谷モディにヘラルボニーが期間限定で異彩を放ちます。
HERALBONY CARAVANでは「ヘラルボニーエポスカード」や一部アートプロダクトの販売をはじめ、3月21日の世界ダウン症の日~4月2日の世界自閉症啓発デーの連動企画として、ヘラルボニー契約作家である Fumie Shimaokaの作品「宇宙」をプリントした大型のアートターポリンを背景に写真撮影できるフォトブースを設置いたします。

【開催情報】
 開催期間:2022年3月17日(木)~4月27日(水)
 開催場所:渋谷モディ 4F イベントスペース Map
 開催時間:11:00~20:30 (4月以降11:00~20:00)

NEW ITEMS

「HERALBONY」×「SHIPS」がコラボレーション

アパレルやライフスタイルのグッズを3月26日よりSHIPSオンラインショップにて発売。

1975年に創業した日本で最も歴史のあるセレクトショップ「SHIPS」との初のコラボレーションアイテムとして、

プリントTシャツ、エコバック、折りたたみ傘、コンパクトボトルを3月26日より、SHIPS全店及びSHIPS公式オンラインサイトにて販売いたします。

今回デザインに起用された作家は、佐々木早苗(るんびにい美術館)、八重樫季良(るんびにい美術館)、Fumie Shimaoka(個人)、藤田望人(個人)の4名です。

Makuake
PROJECT

Makuakeも3月30日まで挑戦中!
たくさんの応援ありがとうございました!

HERALBONY'S
ACTION in 2021

「ダイバーシティ東京プラザ」を舞台に開催された、こどもたちと‟自分だけ”の靴を彩るワークショップイベント」

2021年3月21日の「世界ダウン症の日」、ヘラルボニーでは「ダイバーシティ東京 プラザ」を舞台に、ちがいを「あたりまえ」にする社会へ一歩前進するためのきっかけとして、HERALBONYのポップアップストアを起点に様々なプロダクトやイベントを発信しました。そのなかの1つとして、4月18日には、こどもたちと靴を彩るワークショップ「「自分の靴をかっこよくアレンジしてみよう!どんな靴にもつけることができるタグを活用して、自分だけのおしゃれな靴をつくろう。」を開催。イベントオリジナルの体験として、HERALBONYのキービジュアルでヘアメイクを手掛ける冨沢ノボルさん、フォトグラファーの雷神inc. 武田雲さんによるフォトセッションも行われ、初めて鏡の前でプロのヘアメイクを施されるこどもたちの姿は初々しく、眩しく、その一瞬一瞬に、胸が熱くなりました。輝かしい笑顔と、生き生きとしたショットが沢山撮れました。(イベントの様子は、YouTubeやヘラルボニーマガジン(note)でもチェックいただけます。)

SPECIAL
THANKS

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