東日本大震災から14年、HERALBONYにできること

こんばんは、HERALBONYスタッフのMarieです。
今日で東日本大震災から14年の月日が経ちました。あの日を忘れずに、未来へつなげていくために、陸前高田在住の異彩作家・田﨑飛鳥(Asuka Tazaki)のドキュメンタリー動画をご紹介します。
津波に流された我が家 一度は筆を置いた飛鳥さん

東日本大震災で、甚大な被害に見舞われた岩手県・陸前高田市。田﨑さん一家も自宅を失い、これまで飛鳥さんが制作してきた200点以上もの作品も、津波によって流されてしまいました。
自宅があった跡を、頑なに見ようとしなかった飛鳥さん。ショックのあまり、一度は筆を置いてしまいましたが、「言葉に出来ない思い、今だからこそ描かなければいけない絵があるのではないか」というお父様の言葉で再びキャンバスに向かいました。> 【動画】#障害者を消さない|田﨑飛鳥さん
「星になった人」
Asuka Tazaki
「希望の一本松」
Asuka Tazaki
そこからは、一気に作品を描きあげていったという飛鳥さん。天国へ旅立った人々への祈りや、復興への希望を、言葉ではなく絵で表現していたのかもしれません。
>「アオサギ」原画作品
Asuka Tazaki
>「リリーの思い出」原画作品
Asuka Tazaki
田崎さんの描く作品は、渋谷スクランブルスクエアの展望施設「SHIBUYA SKY」にて、2025年3月31日(月)まで開催の企画展「PARADISCAPE 異彩を放つ作家たちが描くせかい」にて、現在直接ご覧いただくことができます。
こちらで展示されている作品も、鮮やかな色彩や、動物たちの表情に、生命へのあたたかな眼差しを感じることができます。
陸前高田の町から"障害者"が消えた
HERALBONYの「#障害者を消さない」プロジェクト
「陸前高田の町から"障害者"が消えたんです」
東日本大震災では、何人もの障害のある人が、避難所から追放され、半壊した自宅への帰還、親戚の家に身を寄せる状況に陥りました。
その経験から、2024年1月1日に発生した能登半島地震をきっかけに、HERALBONYでは「#障害者を消さない」プロジェクトを始動。災害時、障害のある人が被災地・避難所で本当に必要とする情報を当事者だけでなく、多くの人に知っていただくための情報を発信しています。
災害時、障害のある人々はかならずいます。
失われた命と、行方不明者の方々に祈りを捧げるとともに
HERALBONYはこれからも愛する東北・岩手からできることを問い続けていきます。