吉川秀昭

Hideaki Yoshikawa

やまなみ工房滋賀県
1970 年生まれ 滋賀県在住 1988 年から『やまなみ工房』に在籍 一見抽象模様のように見える点の集合体は、数え切れないほどの『顔』である。支持体が紙であろうが、陶土であろうが変わらない。無数の点は、彼独自の法則に従い、ある一定の間隔を保ちながら「目、目、鼻、口」の順に丁寧に点を刻んでいく。支持体から10㎝ほどまで顔を近づけ制作をする。周囲のものが目を凝らして見ても構成を捉えられないほどの細かさであり、誰もが数秒で描きあげる人の顔を、何日もかけ、ゆっくりゆっくりと確かめるように描き続けていく。

目・目・鼻・口