責任あるものづくり宣言

ネガティブな環境を
生み出す加担をしない。
そんな想いから生まれた宣言。

HERALBONYは「障害」があることで
ネガティブな状況に陥る社会を変えたい。

HERALBONYのプロダクトは、この理想を実現するために、社会にメッセージを届ける存在です。
そのものづくりの過程で、メーカーや自然環境に負担を押し付けるようなことはしたくない。
知らぬ間に誰かの足を踏むような選択を出来る限りしない。そんな想いがあります。

ものづくりの側面でも、
出来る限りのレスポンシビリティ(責任)を
果たすよう心がけています。

ものづくりコンセプト

HERALBONYの目指す社会を実現するために選んだ自社で商品開発をすること

私たちの思想を広げるためには、

・圧倒的にいいものを作る。
・プロダクト起点で障害のイメージを変容するコミュニケーションを作る。
・障害福祉の領域で、支援ではなく、ビジネスとして成り立たせる。

この3つの考え方が必要だと考え、
自社で商品開発をするというビジネスモデルに至りました。

ものづくりコンセプト

HERALBONYが
「ものづくり」で体現する
責任、意思を持った選択。

HERALBONYにとって責任とは、
ものづくりに関わるあらゆる人やものに
偏り、過度な負担、不条理を生む選択をしないということ。
それはつまり、健やかな巡りで異彩を放つこと。
この想い軸にした「ものづくり」を実現します。

写真:田屋織物工房

ものづくりコンセプト

HERALBONYの現時点

私たちは、作家と作品に強いリスペクトを持っています。
その作品をのせて、お客様にお届けする商品をつくる上で、ものづくりに関わっている方や環境にもリスペクトの輪を広げていきたい。

とはいえ、私たちのような発展途上のブランドは販売規模も限られており、売上をもとに事業を続けていくため、選択できる素材や開発にかけられるリソースが限られます。

このジレンマを抱えながらできることは、誠実に、現時点で自分たちができていること、できていないことを知り、認め、試行錯誤しながら今のベストを選択し、少しずつより良い方向へ向かっていくことです。

掲げる理想と現時点で出来ていることを見つめながら、責任あるものづくりを進めるための、今年度の目標を検討しました。

今年度の目標

1

長く寄り添える
クオリティで製品を提供

縫製精度、生地の品質、プリント技術。日常を共にする道具として、クオリティにこだわり、長く寄り添えるたくましさを持った製品作りを大切に。

2

過度な偏りのない
関係構築で適量生産へ

大量生産によるコストダウンより、資源が無駄にならない適正な量を生産する。 「適正な量」は、私たちにとっての適正さだけでなく、メーカーにとっての適正さを理解し、話し合いを通して継続的にお取引ができる協力関係をつくる。

生地を織る、縫製をする、その他ものづくりに関わるあらゆるプロセスには人が携わっています。例えば、短納期でのご相談になると、試行錯誤の時間が十分に取れなかったり、慌ててしまうことで行き違いや誤りが生じるのも当然のこと。どんどん新商品を出すことよりも、じっくりと時間をかけて、メーカーと協働しながら、さらなる製品クオリティ向上のフローの構築を目指しています。

メーカーにとっては数量が多いほど効率的な生産に繋がります。しかし、販売力を超える生産は資源の無駄に繋がり、避けたいのが本心です。適量生産数を継続的にご依頼する関係が理想的ですが、ブランド初期で売れ筋も読みづらく、安定した量やペースをつかめていないことが課題です。そこを徐々にクリアして長くお付き合いできるメーカーを増やしていくことを目指しています。

3

生産過程のうち1つ以上工場見学した商品が全体の60%以上

私たちの製品を、どういった方がどのような環境で作っているのか。
直接見て、知って、学んでいく。メーカーの工場見学を60%以上行うという目標を掲げ、メーカーとの一歩進んだ協業へと繋げる。

4

最終製造80%、加工50%、原料30%のトレーサビリティを担保することを目指す

生産工程の段階ごとに、それぞれに具体的な目標を設定して生産背景を把握する。最終製造(縫製などものづくりの最終工程)80%、加工(生地を織ったり染めたりする工程)を50%、原料(コットンやウールなど素材の農場などから糸になるまで)30%という目標に向けて、生産背景を可能な限り追い求める。

発展途上のブランドで、少人数でプロダクト展開しているため、時間と費用にも限りがあります。
製造環境を正しく理解するため、メーカーへの訪問は時間をかけて順番に実施していきます。

生産背景を一つ一つ把握することには、様々な方にご協力いただくので、時間を必要とします。
事業継続のための商品生産サイクルを踏まえると、十分な時間を確保することができません。
自社のかけられるリソースと追跡できる範囲のバランスをどう取るか、日々葛藤しています。

5

自然環境に負荷の低い素材の
使用割合を50%以上へ

限られた資源を使ってものづくりをしていく上で、できる限り温室効果ガスの排出や水や土壌の汚染が少ない農法やリサイクルの素材を積極的に選択します。

限りある開発費でものづくりをするため、環境負荷の低い選択に予算がマッチしないケースがあります。
また環境負荷の低い素材の生地在庫が市場になく、自社用に製造したいと思っても、必要量と製造可能量がマッチせずに実現が難しいのが現状です。アートをプリントする上で、発色などの観点で良い素材であっても、環境負荷の観点ではベストな選択ではないこともあります。

今年度の目標を達成して、
来年度チャレンジする
アクション

Action1

製品回収を組み込み、循環を前提とした
商品とフローの開発

Action2

本社がある岩手県内の製造先と連携できる体制を作り
障害福祉領域で雇用を生み、クオリティ高く製造できる環境づくり

Action3

製造現場に多様性が根付き、
一人ひとりが活きる環境づくりのヒントとなるツール開発

パートナーの皆さまへ

パートナーの皆さまへ

わたしたちが約束する、<br>
ものづくりパートナーシップポリシー

わたしたちが約束する、
ものづくりパートナーシップポリシー

01

ものづくりの背景を学ぶ

02

責任を持って素材を選ぶ

03

ものづくりに関わるすべての人にリスペクトを持つ

04

ものを生み出す過程で必ず発生してしまう環境への負荷を最小化する

05

プロダクトに出会った方の一生の相棒になるように

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