INFORMATION

「ART IN YOU アートはあなたの中にある 」

会期:2023年5月20日(土)〜6月17日(土)
時間:平日 10:00~18:00、土日祝 13:00〜18:00
   ※物販エリアは17:30まで   
   ※ 5月20日(土)のみ11:00〜18:00
料金:入場無料
会場:三井住友銀行東館1Fアース・ガーデン
  (東京都千代田区丸の内1-3-2)
空間施工:株式会社スーパーファクトリー
デザイン:6D
キュレーション:黒澤 浩美(ヘラルボニーアドバイザー/金沢21世紀美術館 チーフ・キュレーター)
主催:株式会社ヘラルボニー

会場アクセス
[交通]地下鉄大手町駅C14出口直結

車いすをご利用の方へ
・会場内に段差はございません。
・エスカレーター、多目的トイレの情報はこちらのページをご覧くださいませ。

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ARTIST

出展作家一覧

伊藤大貴(あいアイ美術館・埼玉)、井口直人(さふらん生活園・愛知)、内山.K (希望の園・三重)、大家美咲(やまなみ工房・滋賀)、鎌江一美(やまなみ工房・滋賀)、GAMON(一般社団法人 HAP・広島)、衣笠泰介(京都)、木村全彦(アトリエやっほぅ!!・京都) 、 国保幸宏(アトリエやっほぅ!!・京都) 、坂本大知(自然生クラブ・茨城)、志多伯逸(わかたけアート・沖縄)、高田祐(自然生クラブ・茨城)、早川拓馬(希望の園・三重)、藤田望人 (大分)、森啓輔 (希望の園・三重)山際正己(やまなみ工房・滋賀)

以上 16名

出展作家の一部をご紹介

鎌江 一美

Kazumi Kamae

1966年生まれ。滋賀県在住。1985年から『やまなみ工房』に在籍。思いを人に伝えるのが苦手な彼女は、コミュニケーションのツールとして振り向いて欲しい人の立体を作り続けている。モデルはすべて思いを寄せる男性。最初に題材を決め、原形を整えると、その表面全てを細かい米粒状の陶土を丹念に埋め込んでいく。完成までに大きな作品では約2か月以上を要する事もあり、無数の粒は作品全体を覆い尽くし様々な形に変化を遂げていく。大好きな人に認めてほしい。今もなお、その思いが彼女の創作に向かう全てである。

森 啓輔

Keisuke Mori

1989年生まれ。三重県伊勢市在住。同県松阪市「希望の園」在籍。12歳のときアトリエ「HUMAN・ELEMENT」で制作を始動。17歳から油絵を始め、全国の公募展や三重県展では毎年入選を果たす常連作家。これまでに愛知、岐阜、三重で個展を開催。国内だけでなく、ドイツ、フランス、スペイン、中国、ベトナムといった海外のグループ展にも多数参加。現在の明暗際立つ色彩構成は「希望の園」理事長・村林氏の助言から着想をえて確立したもの。趣味はテレビゲームと本を読むこと。

坂本 大知

Daichi Sakamoto

茨城県立美浦特別支援学校卒業後、2016年に自然生クラブに参加。温厚な性格でユーモアがあり、どんな仕事にも責任をもって取り組む。創作田楽舞では2019年の香港公演に参加。自由でのびやかな感性を持ち、太鼓を叩いたり、ダンスや歌を歌ったりする。絵画では「筆を滑らす動き」を重視し、ダンスと融合している印象を与える。形に着目し、何度も形をなぞって描き上げた「土偶」(2019)は、好評で、市役所の市長室控室に展示された。

山際 正己

Masami Yamagiwa

1972年生まれ。滋賀県在住。1990年から『やまなみ工房』に在籍。炊事、洗濯、部屋掃除に古紙回収、毎日彼が同じ時間、同じ流れで生活する中のひとつに創作活動がある。入所当初は、学校時代に学んだ皿や器等しか作ることのできなかった彼が、様々な体験や共に過ごす仲間からの影響を受け、次第に作品も個性豊かな立体造形へと進化していった。彼の真面目で実直な性格は作風にも表れ、同じ形の物を止めることなく、まるで流れ作業のように量産して作りつづけることができる。彼の代表的な作品「正己地蔵」もこれまで20年以上変わることなく制作され、何十万体を超える作品は、彼の生き様そのものなのである。

MESSAGE

キュレーション

黒澤浩美

金沢21世紀美術館 チーフ・キュレーター/株式会社ヘラルボニーアドバイザー

このところ、美術作品を見てロジカルでクリティカルな思考を身につけよう!という鑑賞アプローチが広まっています。それは、日頃から物事を注意深く観察し、総合的に他者とコミュニケーションを図ることで、あなたが自身の中に自分なりの意味生成を可能にするか、正解のないアートの世界で繰り返し行う試みです。ゴールは作品を通して、あなた自身がイノヴェーティブになること。作家や作品との対話を通して、ぜひ新しい視点を獲得してください!

プロフィール:
ボストン大学(マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)卒業後、水戸芸術館(茨城)、草月美術館(東京)を経て2003年金沢21世紀美術館建設準備室に参加。建築、コミッションワークの企画設置に関わる。2004年の開館記念展以降、多数の展覧会を企画。「オラファー・エリアソン」「ス・ドホ」「フィオナ・タン」「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」など、国内外で活躍する現代美術作家と作品を紹介。ミュージアム・コレクションの選定や学校連携や幅広い年齢の来館者に向けた教育普及プログラムも企画実施。2011年City Net Asia(ソウル、韓国)、2017年OpenArt(エレブロ、スウェーデン)、2018年東アジア文化都市(金沢)にて総合キュレーターを務める。

主催

松田崇弥/松田文登

株式会社ヘラルボニー代表取締役社長 / 代表取締役副社長

ヘラルボニーがある、生活。
あなたの生きる世界は1ミリも便利にならないないでしょう。むしろ思考は細分化され、便利な世界とは逆行するかもしれません。あなたの生きる世界のハードも変化は起きていないでしょう。
でも、あなたやあなたの周りの人たちのハートに変化は起きているかもしれません。

私たちが開拓するのは「市場」ではなく「思想」。
私たちが届けるのは「アート」ではなく「ハート」。

この世界を隔てる、先入観や常識という名のボーダーを超える、仲間になってください。

EVENT

オープニングイベントプログラム

アートクルーズ

松田崇弥/松田文登

5月20日(土)11:30-12:00 

オープン初日には、ヘラルボニーの両代表、松田 崇弥・松田 文登によるギャラリートークを開催いたします。出展作家のストーリーや作品の魅力について語りながら展覧会を巡ります。

日時:2023年5月20日(土)
   11:30-12:00
会場:三井住友銀行東館1Fアース・ガーデン
入場:無料(事前申込不要)

※手話通訳あり

オープニングイベントプログラム

スペシャルトーク「アートをコレクションする魅力とは」

黒澤 浩美/松田 崇弥/松田 文登 

5月20日(土)13:00-14:00  定員40名 / 事前申込

ヘラルボニーが主催する展覧会「ART IN YOU アートはあなたの中にある」のオープニング・トークとして、本展キュレーター/金沢21世紀術館チーフ・キュレーターの黒澤浩美とヘラルボニー両代表 松田崇弥・松田文登がスペシャルトークをお届けします。

日時:2023年5月20日(土)
   13:00-14:00(受付開始 12:45)
会場:三井住友銀行東館1Fアース・ガーデン
  (東京都千代田区丸の内1-3-2)
入場:無料
定員:40名(事前申込制/席あり) 

登壇:
黒澤浩美(金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター/ヘラルボニーアドバイザー)
松田崇弥(ヘラルボニー代表)
松田文登(ヘラルボニー副代表)

※手話通訳あり

※出演を予定しておりました小山登美夫さんですが、一身上の都合により出演見送りとなりました。何卒、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

お申し込みはこちら

オープニングイベントプログラム

ライブペインティング

内山.K/早川拓馬/森啓輔(希望の園・三重)

5月20日(土)14:30-15:30

三重県の福祉施設・希望の園に在籍する作家・内山.K/早川拓馬/森 啓輔の3名 によるライブペインティングを実施。
ヘラルボニー松田文登、施設長・村林真哉施氏による解説トークと共にお届けします。

日時:2023年5月20日(土)
   14:30-15:30
会場:三井住友銀行東館1Fアース・ガーデン
入場:無料(事前申込不要)

※手話通訳あり

会期中イベントプログラム

公開アート制作

大家 美咲/鎌江 一美(やまなみ工房・滋賀)

6月3日(土)13:30-14:30 / 15:30-16:30

大家 美咲、鎌江 一美(やまなみ工房・滋賀)

思いを寄せるひと、<まさとさん>の像を作り続ける立体作家・鎌江一美(やまなみ工房)、大好きな”お城”を色鉛筆で描く大家美咲の2作家による公開アート制作。やまなみ工房施設長の山下完和氏、ヘラルボニー・榧森千愛によるトークと共にお届けします。

日時:2023年6月3日(土)
   13:30-14:30 / 15:30-16:30
会場:三井住友銀行東館1Fアース・ガーデン
入場:無料(事前申込不要)

会期中イベントプログラム

アートクルーズ

毎週土日 14:00-14:30※予約不要

ヘラルボニースタッフによるギャラリートークを開催。
出展作家のストーリーや作品の魅力について語りながら展覧会を巡ります。

日時:毎週土日14:00-14:30
会場:三井住友銀行東館1Fアース・ガーデン
参加:無料(予約不要)

「異彩を、 放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化の創出を目指す福祉実験ユニット。
国内外の主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点を超えるアートデータを軸に作品をプロダクト化するアートライフスタイルブランド「HERALBONY」を展開し、先入観や常識というボーダーを超えるため「異彩」をさまざまな形で社会に送り届け、福祉を起点に新たな文化創造を目指す。

2022年に「日本スタートアップ大賞 審査委員会特別賞」を受賞。
2023年に官民によるスタートアップ支援プログラム「J-Startup」選定企業に採択。

コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp/