【GALLERY】障害のある作家の才能を伝える「HERALBONY GALLERY」、第2回原画展「森啓輔展」を開始

海外のアートマーケットと比較して、日本ではいまだに障害のある作家が描くアール・ブリュット作品の市場価値が低い現状にあります。ヘラルボニーは「障害のある人が生み出すものの価値は低い」という社会に根強く存在するマイナスイメージを払拭し、「アート」というフィルターを通じて、作家個々人に対してリスペクトが生まれるような空間を生みだしたいという想いから「HERALBONY GALLERY(ヘラルボニーギャラリー)」を4月25日に開設しました。当ギャラリーで売買される原画作品は、販売価格の40%~50%が作家に還元される仕組みになっています。第1回目の「木村全彦展」では、会期間中に300人を超える来場者数を記録し、全11作品の内、4作品の原画が売却されました。ヘラルボニーは、障害のある人が描いた作品の市場価値を高め、障害の有無に関わりなく、才能のあるアーティストが正当に評価される社会の実現を目指します。

■概要
「森啓輔展」
作家:森 啓輔(Keisuke Mori)
会期:2021年6月19日~8月1日
時間:12:00‐19:00
定休日:水・木
会場:岩手県盛岡市開運橋通2‐38@HOMEDLUXビル4階
入館料:無料
主催:株式会社ヘラルボニー
協力:希望の園(三重県松阪市)

■森啓輔展の見どころ

2 回目の原画展となる「森啓輔展」では、全長1.5メールを超える大型のカンヴァスに描かれた油彩画4点を展示。作品のモチーフとなった、作家本人の私物であるレコードジャケットを披露します。会場内のモニターでは、作家の制作風景も視聴いただけます。丁寧に練られた油絵特有の色彩感と、明度差の激しい画面作りが特徴的で、レコードジャケットに写る人物を丹念に描いた迫力ある作品群は、人々がいつの間にか忘れてしまった部分を刺激し、心の奥底を揺さぶります。森にしか描き出すことのできない、強烈かつダイナミックな世界観がギャラリーを彩ります。

 

■アーティスト・紹介

作家:森 啓輔(もり・けいすけ)
所属:希望の園(三重県松阪市)
1989年生まれ。三重県伊勢市在住。同県松阪市「希望の園」所属。12歳のときアトリエ「HUMAN・ELEMENT」で制作を始動。17歳から油絵を始め、全国の公募展や三重県展では毎年入選を果たす常連作家。これまでに愛知、岐阜、三重で個展を開催。国内だけでなく、ドイツ、フランス、スペイン、中国、ベトナムといった海外のグループ展にも多数参加。現在の明暗際立つ色彩構成は「希望の園」理事長・村林氏の助言から着想をえて確立したもの。趣味はテレビゲームと本を読むこと。
受賞歴
2015年「アート・カールスルーエ2015(ドイツ)」出品
「パリスアートフェア2015(フランス)」出品
2020年「第3回日本財団DIVERSITY IN THE ARTS 2020」入賞
「第1回アートパラ深川 公募展」優秀賞