異彩の百貨店
2023夏

「ふつうじゃない」
それはきっと可能性だと思う。

知的障害のある“異彩”の作家たちと
“異彩”の職人たちとが出会い、まざり、生まれた。

多彩な色と圧倒的なエネルギーが解き放たれる
ちょっと「ふつうじゃない」百貨店。

“異彩”の花よ、咲き誇れ。
創業350周年の夏。

三越とヘラルボニーが出会い、まざり、
新たなストーリーがここから生まれる。

INFORMATION

7月26日(水)〜 8月8日(火)の14日間、日本橋三越本店 本館1階 中央ホールにて〈異彩の百貨店 2023 夏〉によるポップアップストアを開催します。

「三越創業350周年」「ヘラルボニー創業5周年」を記念して、異彩作家の原画展示・販売やmarina mojiをプリントしたアートTシャツの新色アイテムや、そのほかの新作商品も豊富にご覧いただけます。
また、展示作品の鑑賞ツアーや作家のライブペインティングを開催、会期中にはそのほかの関連イベントを予定しています。

この機会に、是非お立ち寄りください。

異彩の百貨店

会期:2023年7月26日(水)〜8月8日(火)
会場:日本橋三越本店
〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1 1階
営業時間:10:00〜19:30

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MAIN VISUAL

異彩の百貨店メインビジュアル

「奉祝」Nozomi Fujita

街に溢れるロゴマークや看板。
幼い頃から記号が大好きで、それらを一度解体し、新たな作品へと再構築する。
そんな独特な作風を持つ異彩作家、藤田望人。

今回、三越創業350周年とヘラルボニー創業5周年を記念し、藤田氏にメインビジュアルを作り上げていただきました。
日本橋三越本店のシンボルで本館1階 中央ホールから吹き抜けの5階に届くようにそびえる壮大な天女の像や、おなじみのライオン像、三越のロゴマーク。また、ヘラルボニーの文字など両者にまつわるマークを藤田氏にお見せし、生まれた本作品。

藤田氏ならではの破壊と創造というプロセスを経て、重厚さと軽やかさが融合し、新たな可能性や再生力の発現を彷彿とさせるような作品は、こちら以外にも合計3作品、異彩の百貨店にて展示・販売をしております。

藤田望人

Nozomi Fujita

小学生のころから街にあふれるロゴマークや文字に強いこだわりを持ち、気に入った看板やロゴマークを見つけるとひたすら眺め続ける。日常生活のどこかで目にした好きなものを描いたかと思うと、描いたものを惜しみなく破り、さらにそれをコラージュして再生する。破壊と再生を繰り返すエネルギッシュな創作をする反面、描くものには丸みがありポップでコミカルな作品に仕上がる。描くスタイルも独特で、突然座ったかと思うと描き始めるといった予測不能の描き方をする。

ITEMS

新商品も多数発売いたします

ARTIST

原画展示作家の一部を紹介

衣笠泰介

Taisuke Kinugasa

1989年 京都市生まれ。2歳から絵を描き続ける。生きることは描くこと。マジカルとも評される色彩感覚と感受性で、光と色彩に溢れた世界を描く。そのアートワークは国内外で高い評価を受けている。京都市内のギャラリーミラクルを拠点に、東京・京都・沖縄・札幌・大阪・岡山・ニューヨークなど、各地で個展を開催。様々な大手企業コラボレーションや製品化、商業空間や公共施設展示などプロジェクト多数。京都上御霊神社と京都御所内白雲神社の絵馬所には、大作絵馬が奉納常設展示されている。

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奥亀屋一慶

Ikkei Okukameya

2015年にアトリエで絵画制作を始める。当初は油性マジックペンを使ってカラフルな絵を描いていたが、2019年に油彩に転向。政治や社会情勢に強い関心があり、興味ある人物と世の中の出来事に、空想と妄想を混ぜ合わせた世界を表現する。大胆な色彩構成のなかに描かれる人物や動物は混沌の中にいるはずがどこか和気藹々と楽しげで、作家のにっこりとした朗らかな表情と重なる。空想力が豊かな彼は、デタラメをあたかも事実のように話してみたりと、巧みなしゃべりで周囲を魅了する。

伊賀敢男留

Kaoru Iga

1988年、東京生まれ。2015年にアールブリュット立川に出展したことをきっかけに、以後毎年作品を発表している。自閉症のため会話は苦手、それでも人が好きで初めての人に会うことにも躊躇はない。また音楽も大好きで、20年間チェロを習っている。

詳しくはこちら

EVENT

※会場の混雑状況によっては、イベント参加及び観覧において、入場規制させていただく可能性がございます。予めご了承ください。

トークイベント①

ビビる大木/松田崇弥/松田文登

「異彩にビビビッときた瞬間」

日時:7月29日(土) 14:00-14:40 
会場:日本橋三越本店 1階 中央ホール

登壇者:
・ビビる大木
・松田崇弥(株式会社ヘラルボニー代表取締役社長)
・松田文登(株式会社ヘラルボニー代表取締役副社長)

観覧無料 / 事前申込不要
情報保障:手話通訳

トークイベント②

小国士朗 / 松田崇弥 / 松田文登 / 桑山知之

「“異彩の百貨店“からはじまる、ふつうじゃない百貨店とは」


日時:7月30日(日) 14:00-14:40
会場:日本橋三越本店 1階 中央ホール

登壇者
・小国士朗(株式会社小国士朗事務所 代表取締役)
・松田崇弥(株式会社ヘラルボニー代表取締役社長)
・松田文登(株式会社ヘラルボニー代表取締役副社長)
・桑山知之(株式会社ヘラルボニー クリエイティブディレクター)

観覧無料 / 事前申込不要
情報保障:手話通訳

公開アート制作①

衣笠泰介 Taisuke Kinugasa

京都在住の作家・衣笠泰介氏による公開アート制作を2日間に渡って開催。

光と色彩に溢れた鮮やかなアートの制作風景をご堪能ください。
ヘラルボニー松田崇弥・松田文登、作家様ご家族による解説トークと共にお届けします。

日時:
①7月29日(土) 15:00-17:00 
②7月30日(日) 15:00-17:00 

会場:日本橋三越本店 1階 中央ホール
観覧:無料
情報保障:手話通訳

公開アート制作②

marina

東京在住の作家・marinaによる公開アート制作を実施。「HERALBONY」の様々なプロダクトにも起用される独自のタイポグラフィー、通称「marina moji」の制作風景をご覧ください。

ヘラルボニースタッフによる解説トークと共にお届けいたします。

日時:8月5日(土) 14:00-15:00 

会場:日本橋三越本店 1階 中央ホール 
観覧:無料

公開アート制作③

伊賀敢男留 Kaoru Iga

2023年「HERALBONY」キービジュアルも担当した作家・伊賀敢男留の公開アート制作を実施。

色彩と質感がユニゾンする抽象的な世界観で包み込む伊賀敢男留の世界をご堪能ください。

ヘラルボニースタッフによる解説トークと共にお届けいたします。

日時:8月6日(日)14:00-15:00

会場:日本橋三越本店 1階 中央ホール 
観覧:無料

アートクルーズ

作品展示作家のストーリーや作品の魅力について語りながら会場を巡るギャラリートーク「アートクルーズ」を開催いたします。

会場:日本橋三越本店 1階 中央ホール
所要時間:30分
参加:無料 /予約不要

[アートクルーズSP]
ヘラルボニー代表松田崇弥、副代表・松田文登がガイドを務めるスペシャル版
・7/26(水) 14:00 
・7/29(土) 16:00
(手話通訳あり)
・7/30(日) 16:00
(手話通訳あり)
※7/26(水)は松田崇弥のみの参加となります。


[手話回]
ヘラルボニースタッフ・菊永ふみによる、手話のみの回
・8/6(日)15:30-16:00
※読み取り通訳はありません

[アートクルーズ]ヘラルボニースタッフがガイド
平日:14:00 /土日:16:00

書籍サイン会

ヘラルボニー 松田崇弥
『異彩を、放て。「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える』サイン会

イベント当日会場にて、対象書籍をご購入いただきました先着30名様を対象に、著者・ヘラルボニー松田崇弥によるサイン会を開催いたします。

日時:8月6日(日) 11:00-11:30 
会場:日本橋三越本店 1階 中央ホール
参加条件:イベント当日会場にて対象書籍をご購入の方、先着30名様に参加整理券を配布

【対象書籍】
書籍名:『異彩を、放て。「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える』
著者:松田崇弥、松田文登 /価格:1,650円(税込)/ 発売日:2022/10/19 

アートピアノ演奏

作家のアートを纏った旅するピアノ「Brillia Art Piano」が異彩の百貨店で音楽を奏でます。

・7/30(日) 12:00  秩父英里
・8/5(土) 12:00 / 16:30  JIN
・8/6(日) 12:00 / 16:30  JIN


アート作品「おりがみ」
八重樫 道代 るんびにい美術館(岩手県)在籍
ブラシマーカーを用い、躍動に満ちた膨大な形と色彩がひしめく緻密な画面を生み出す。
小さな頃から塗り絵が好きだったが、初めて「自分の絵」を描き始めたのは19歳の時。
以来、堰を切ったように鮮烈な色彩と精緻な構成からなる作品を次々に生み出していった。

Brillia Art Piano
https://www.brillia-art.com/piano/

秩父英里

作編曲家・鍵盤奏者。東北大学卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学へ入学。ジャズ作曲と映像音楽、ゲーム音楽を専攻し首席で卒業。ASCAP、ISJACなど受賞歴多数。2022年1stアルバム『Crossing Reality』をリリース。ラージアンサンブル やトリオ、フィールドレコーディングを取り入れた組曲『Sound Map ←2020→ Sendai』等の自己プロジェクトのほか、NEXCO東日本、サンベンディング東北、日本テレビ『全日本大学女子駅伝』、朗読劇『バイオーム』、EGGRYPTOなど各メディアやビッグバンド等への楽曲提供や出演、また、アートや心理学とのコラボも行う気鋭の音楽家。

webサイト
https://www.erichichibu.com/

JIN

1992年神奈川県生まれ。母はフィリピン人で、日本との文化の違いなどを身近で経験してきた。5歳からピアノを始め、高校生の時ジャズに興味を持つ。

洗足学園音楽大学JAZZ科卒業後、修業のため渡米。帰国後、メジャーで活躍するバンド、ALIの正式メンバーとして加入。ほとんどの楽曲に参加、作曲もしている。yamaのサポートとして、ライブ、レコーディング、メディアなど、多くの経験を積む。現在はALIを脱退し、フリーで自身の活動や、アーティストのサポートなど、活躍の場を広げている。共演歴、ALI, yama, GOMESS, 高岩遼, Aklo, 中村達也, など。