異彩兄妹作家輪島貫太・楓が創作の中で拡張する夢想の世界。「聴く美術館#10」

この春スタートした福祉実験カンパニー・ヘラルボニーの契約アーティストにフォーカスするポッドキャスト「HERALBONY TONE FROM MUSEUM〜聴く美術館〜」。

俳優・映像作家・文筆家として活躍する小川紗良さんと、ヘラルボニーの代表取締役社長の松田崇弥(たかや)が聞き手となり、アートに耳を澄ませながら、作品の先に見えるひとりの”異彩作家”の人柄や、これまでの人生に触れていきます。

今回のゲストは、兄妹で活躍する異彩作家が登場。博識な兄・貫太さんと天真爛漫な妹・楓さんが、お母様とともに、愛するアニメの話や作りたい作品などをお話します。

#ヤッターマンとYAIBA

崇弥:本日は、2名のゲストにお越しいただいております。なんと、ご兄妹です。

小川:すごいですね!ご兄妹でどちらも異彩を放っているという。

崇弥:そうなんです。輪島貫太(かんた)さんと楓(かえで)さんという作家さんで、作風はそれぞれ結構違うんですけれども。

小川:手元に作品がありますけど、全然違いますね。

崇弥:貫太さんの作品見ていただくと、もうたくさんの人でばーっと埋め尽くされていて。

輪島貫太「未来にタネをまこう」

小川:どこからどう見ようかってぐらい、本当にたくさん描かれています。みんな表情豊かで、いろんな人がいて、動物もいてすごく楽しいですね。楓さんの作品は私、見覚えがありますよ。なぜかというと、私が使っているヘラルボニーのタンブラーのデザインになっているんです。

崇弥:そうなんです!こちらのタンブラー、すごく人気で。楓さんは切り絵作家と言った方が正しいかと思うぐらいに、ファブリックのような、いろんな模様が隠れている作品になっています。

小川:今日はもう早くお話したいということで、さっそく聞いていきたいと思います!輪島貫太さんと楓さん、そしてお母様の満貴子(まきこ)さんです。

輪島さんご家族:よろしくお願いします。

小川:今日はリモートでお届けしているんですけど、普段はどちらにお住まいなんですか?

貫太さん:石川県金沢市に住んでおります。

小川:金沢なんですね!先ほども話してたんですけど、私がいつも使ってるタンブラー、楓さんの素敵な絵があしらわれています。楓さん、この絵はどんなふうに……。

(楓さん、画面越しに目を丸くして)

小川:あ、今驚いた表情をされているんですけど、どうやって作ったんですか?

輪島楓「かえでのチョキチョキ」

楓さん:小学生のころ、やってました!はさみで!折り紙を使ったんです!!

崇弥:すごいですよね。折り紙をはさみで切って、それを貼って。それがこんな素敵なデザインに仕上がっているんですよ。

小川:本当に細かい模様ですけど、全部ご自分で切ったんですか?

楓さん:はい!

小川:すごい。白と黒の折り紙を使ったんですか?

楓さん:使ってるよぉ〜!そんなもん!

小川:あはは(笑)。そうですよね!

崇弥:そりゃそうだよね!でも、白と黒の他にも、いろんな色を使ったものもありますよね?

貫太さん:えっと、楓はいつも童話とか絵本の世界が大好きで、よくそれに合った色を選んで作品を作ってます。

輪島楓「ドロップス」

小川:貫太さんは楓さんの説明もしてくださって。

崇弥:すごいな。

楓さん:最近は「プロクリエイト」っていうアプリをきっかけに描いたんです。

小川:へぇ!プロクリエイトって何ですか?

貫太さん:簡単に言うと、絵を描くのが大好きな、仕事とか趣味で絵を描くことに使うアプリです。アニメーションも作れます。

小川:へぇ!

楓さん:私が作りたいアニメーションは『ヤッターマン』のCCを、今っぽく再現したいと思うんだ。

小川:おぉ〜。

楓さん:(とても悲しそう)でも、うまくいかないんです……。

小川 :アニメーションにも挑戦してるんですね!

楓さん:難しくて、うまくいかなくなったら、本当にできなかったら、泣きそうになります。

小川:それぐらい一生懸命やってるんですね。

楓さん:お兄ちゃんが手伝ってくれたら!

崇弥:実は輪島さんのご自宅に伺ったことがあるんですが、お家自体がアトリエになってるんですよね。そこに、楓さんのいろんなファブリックだったりだとか、貫太さんの大きな作品だったりが飾ってあるんです。

小川:このZoom画面でも、3人の後ろに何か作品のようなものがありますね。絵ですかね?

崇弥:楓さんのカーテンかな?

貫太さん:楓の切り絵で作ったカーテンです。

小川:すごい!

崇弥:かっこいいですね。

小川:お母さんも、おふたりが本当に作るのが大好きだっていうことで、アトリエを作ろうと決めたんですか?

満貴子さん:ここはもともと私の祖父の家なんです。昔は(祖父が)ここで絵を描いていて、そのアトリエをそのまま使ってるんです。

小川:へえ、おじいさまも絵を描くのが好きな方で……。あれ、楓さんが何かを持ってきてくださいましたね!それは何ですか?

楓さん:(何かを手に持ちながら)これは小さいころに作ってたんです!

小川:かわいい!ちょっとカメラに見せてください。

崇弥:何だろう、これ。めちゃくちゃかわいいですね!

小川:布ですか?

満貴子さん:楓ちゃんが描いた絵をモチーフにして、古い布やTシャツで作った小さなクッションです。カーテンをまとめておくのに使ってて、それを今自分で紹介しているみたい。

小川:これも楓さんが作ったんですか?

満貴子さん:(楓さんが)描いた絵を私が作りました。

小川:お母様が楓さんの絵を形にしたんですね。

貫太さん:はい。

小川:貫太さんも何か持ってきてくださって。

崇弥:貫太さんもね、本当に面白いんですよ。私、貫太さんのお話のファンです。

小川 :貫太さんの説明、すごくわかりやすい。

崇弥:いやぁ、すごいですよね。何が出てくるな?なんかすごい準備をしていただいていますね。

貫太さん:はいどうぞ。こちらです。これが僕の出掛けたアニメキャラクター「アニメカ」です。

崇弥:あにめか?

貫太さん:はい。

小川 :アニメのメカってことかな?

貫太さん:そう、そうですよ。冒険に必要な情報を教えてくれるナビゲーターみたいな感じかな。

小川 :すごい!これも貫太さんが描いた絵を、お母様がクッションにされたんですか?

貫太さん:そうです。小学6年生ごろにデザインしました。他にも、カバの積み木のキャラクター「カバボット」や、どんなことでも本当になる「占いしゃぼんさん」。あと、そのパートナーのてるてる坊主のてるこさんなど、さまざまなキャラクターを手がけていました。

小川:貫太さんは昔からいっぱいキャラクターを作ってたんですね!

崇弥:しかも貫太さん、あの膨大なキャラクターそれぞれに、ちゃんと登場人物として性格や名前をつけてるんです。

小川:これ全部キャラクターの設定があるんですか!?

貫太さん:はい。そうですよ。

小川:すごいですね。こんなにいっぱいキャラクターを描くのって、すごく時間がかかるんじゃないですか?

貫太さん:はい、そうです。

小川:1枚の絵を描くのにどれくらいの時間をかけるんですか?

貫太さん:まずどんなキャラクターを作るか自分で考える時間とか、なぞなぞの本とか言葉遊びの本、『トリビアの泉』っていう昔のテレビ番組を参考にして描きました。

小川:トリビアの泉!懐かしい。

楓さん:私もだよ!

貫太さん:楓ちゃんの場合もお願いします。

楓さん:私だったら、アニメのトリビアがあるんだよ。

小川:アニメもあるんですね

楓さん:私の好きなアニメといえば、青山剛昌がコナンをつくる前の、侍の主人公のもの。

貫太さん:剣勇伝説『YAIBA』って作品ですね。

小川:知らなかった!

貫太さん:主人公の鉄刃(くろがねやいば)が東京に引っ越してさやかと出会い、その後、鬼の剣を手にした鬼丸猛と戦う侍もののバトルマンガです。刃はコナンと同じ高山みなみさんが演じていました。

崇弥:すごいねぇ。歩くWikipediaみたいだ。

貫太さん:楓のトリビアもどうぞ。

楓さん:刃は一度敵に敗れたとき、記憶喪失になったことがある。

貫太さん:この内容は楓が考えたトリビアなんですけど、僕がちゃんときっちり聞いて、物語に繋がるような演出にしたいと思ってます。

小川:へえ、好きなアニメを二次創作してるんですね。

貫太さん:楓の場合は楓の世界観だけど、私の場合は原作の内容を傷つけないように二次創作をしたいと思っています。

崇弥:すごいでしょ? それぞれのポリシーがちゃんとあって。

#輪島兄妹流・仲直りの方法

崇弥:貫太さん、楓さん、実は私も双子なんですよ!

貫太さん:そうなんですね。

楓さん:えー!

崇弥:もうひとり、私と似たような顔がいるんですよ。まだ会ってもらってないと思うんですけど。で、私たち双子もね、すっごくケンカするんですよ。

貫太さん:実は僕もなんですね。

崇弥:なんか見ててわかります(笑)。

貫太さん:私の悩みの種でありまして、兄妹ゲンカは。『けものフレンズ』や『鬼滅の刃』とか、僕の好きなアニメでは「友達を大切にしてほしい」というメッセージがあるんですけど、僕はこれができなくて困ってるんです。

崇弥:すごいね。自分自身で「なんでできないんだろう」って考えているんですね。

楓さん:本当に仲直りができなかったらどうなると思いますか?

崇弥:う〜ん、どうなるんだろう?

小川:崇弥さん、ありますか?仲直りできなかった大げんかとか。

崇弥:その時はもう会社が消滅するんでしょうね(笑)。

貫太さん:そうですよね。まあ会社はわかりませんが、多分コンビは解散してソロになるかもしれない。楓が大きな集合絵を描いたときに、僕が思った絵じゃないなと思って制作をやめたことがあったり、楓が作りたいストーリーの中で、自分が作りたいものじゃないと意見がわかれて、製作が中断したことがあったんですよ。それを今でも後悔しておりまして。

小川:ああ。

崇弥:後悔。でもね、いろんなことがありますから。

小川:ふたりでそうやって一緒の作品を作ろうとするときもあるんですか?

楓さん:あるよ。

貫太さん:もともと楓が2021年、呪術廻戦のアニメがブームになって東京オリンピックが開かれたときに。春休みにみんなで桜を見に行ったんですよ。まだ桜の花が咲いていない小さい木を見つけたときに、楓はこれだと思って、オリジナル映画を製作予定なんです。

小川:オリジナルで、楓さんが?

貫太さん:楓が作りたいのは、3DCGで手がけたミュージカルものなんだそうです。

崇弥:すごいな、面白いな。お母様に質問なんですけど、いつもこんな感じでご自宅でもいろいろ意見をディスカッションし合ってらっしゃるんですか?

満貴子さん:これはディスカッションになってますかね?

小川:なってますよ!一緒に物語を作って。

満貴子さん:(貫太さん・楓さんへ)ずっと、毎晩してるねぇ。

貫太さん:自分の気が乗らないことも多いです。自分は楓の気持ちがわからないし、楓は僕の気持ちがわからないし。それが共存できるかどうかが不安なんです。

崇弥:いや本当だよね家族だとしてもね、わからないことってありますから、双子でもわからないからね。

貫太さん:やっぱり想像しながら、こうしたいああしたいっていう思い、と、相手の立場を考えてよく描いてます。

崇弥:相手の立場を考えて。すごく高度なことをやられてるな。

小川:楓さんは折り紙も切るし、アニメーションも作るし、いろんな手法を使ってますけど。どれも好きなんですか?

輪島楓「ちょきちょき7」

楓さん:う〜ん、私にはわかんないな〜。

崇弥:いいねぇ。お母様へ質問したいのですが、ふたりはすごく伸び伸びというか、それぞれ違う作風で面白いものを作られています。それぞれのできるところをどんなふうに伸ばそうとを心がけられてたのか伺いたいなと思いました。

満貴子さん:私が何かを提供したり教えたりするよりも、夢中になってることを自分たちでどんどん調べて、興味があるものへ向かう力が強いと子たちだと目に見えてわかっていたので。道具も使っていいかどうか聞いてくるわけでもなく、気づいたら使っちゃってる状態で。私はハサミと紙を積んでおいたり、折り紙を手に取りやすいように置いておいたり、ペンのインクが切れないように見ておいたりだとか、制限をかけないという意識はしてきたかなと思います。

小川:創作に向かえる環境を整えておくということですね。でも、おふたりがそうやって創作に目覚め始めたとお母さんが気づいたのはいつだったんですか?

満貴子さん:ふたりとも言葉が出るのが遅かったので、幼少期に特に会話がなかったんです。貫太の場合は2、3歳ぐらいからずっと絵を描いていましたし、楓ちゃんは「やって」っていう一言で、私たちに切り紙を切って欲しいお願いしていたんです。その「切って」と言ってくる回数も、すごく頻繁というか、なんなら、何年と続くような毎日で。だんだんこっちも付き合いきれなってくると、自分で切るようになっていった感じですね。

小川:最初はお母さんが切ってるのを見てて、それがだんだん自分でやるようになっていったんですね。

楓さん:そうですよ!

貫太さん:楓は僕の絵を見て「楓も絵を描きたい」って、僕によく絵を要求してたんです。最初は嫌だって思ってたのにだんだん楓のことをわかるようになって、やった方がいいのかな思うようになっちゃって。

崇弥:兄妹をね、大切にしていきましょう。貫太さん。

楓さん:兄妹を大切にしなかったら困るでしょう、お兄ちゃん!

満貴子さん:ふたりとも本だったりアニメだったり、目で見る情報にすごく強いんですよ。貫太なんかはすごく正義感が強いから……

楓さん:私だって正義感あるのにぃ〜!

満貴子さん:そうだね、あるね、あるね。

楓さん:あるんですよぉ〜!

満貴子さん:だから貫太は「こうしなくちゃいけないんじゃないか」っていうことを……

楓さん:あの!順番!

満貴子さん:あれ、ママしゃべっちゃ駄目だった?はい、じゃあ楓ちゃんから。

崇弥:司令塔だ(笑)

楓さん:そうだよ!(兄弟を)大切しないと困るし。それから、仲直りもできないじゃん。

小川:楓さん、仲直りってどうやってやったらいいですか?

楓さん:ごめんなさいと一言謝るだけ。

小川:シンプル。

崇弥:シンプルだよね。

小川:でも大事ですね。

貫太さん:私だったら精神を整えますね。

崇弥:精神を整える!それも大事ですよね。

楓さん:私も精神を整えてるのにぃ〜!

満貴子さん:貫太は仏教の本とか、けっこう真剣に読んでます。

楓さん:私は仏教の本なんて関係なかったよ。

寛太さん:楓さんの言葉とかは子供じみた内容ですが、私は少し大人びています。

崇弥:ふふ(笑)。

貫太さん:大人が考えそうな漫画の内容とか、小説とかの影響からかな。

#締めの言葉

崇弥:貫太さんはアナウンサーのように雄弁に語ってくださって。Wikipediaって知ってますか?

貫太さん:インターネットはよく活用しています。

楓さん:私も!

崇弥:喋るWikipediaみたいです。貫太さん。

貫太さん:私はWikipediaというよりも、百科事典と言った方がいいのかな。

崇弥:あぁ!それは失礼しました!

満貴子さん:楓ちゃんは折り紙でアイテムを切るときに、シンデレラとかのおとぎ話のように「自分がなりたいものになれる」というアイテムを作ってたんですけど、最近はお兄ちゃんが描くアニメとかそういう集合絵とかオリジナルキャラクターを見て……

楓さん:違います!違います!

満貴子さん:違うの?

楓さん:アトリエでお兄ちゃんが未完成だった絵を見て、それがきっかけで描いたんですよぉ!

小川:へえ、全お兄ちゃんの未完成の絵を見て、自分も何か作りたいって思ったってことですか?

(楓さん、手で丸を作っている)

崇弥:お〜、丸マークを。いいですね〜!

小川:楓さんに聞きたかったんです。私、このタンブラーの模様をよく見てて、ドレスみたいな形とか、羽みたいな形とかありますよね?この形に意味はあるんですか?

楓さん:(少し機嫌を悪くして泣くように)あるんです!あるんですぅ!

小川:あるんだ!どうやって決めてるんですか?

楓さん:ママに聞いてください!

小川:じゃあお母様、お願いします!

満貴子さん:妖精さんなら羽があるんですが、その羽の形が100個ぐらいあるんですよ。で、ドレスと妖精の羽を重ねて乗せると本当に妖精になるし、ドレスだけを抜き取るとお姫様になれるし、そんな変身ができるんですよね。

楓さん:私はね、アニメの魔法少女モノとか、自分の憧れのプリキュアとか『ヤッターマン』『タイムボカン』を除く変身モノとかいるでしょ!でもヤッターマンなんか変身アイテムなんか使ってないって!これほんとのこと!

貫太さん:昔の文化の一つなんだそうです。

小川:へぇ〜。変身モノは私も好きなので、タンブラーの模様に王冠やハートがあって、ときめくんです。やっぱりそういうアニメから来てるんですね。

貫太さん:はい。

崇弥:本当すごいんですよ、貫太さんの作品って。いろんな名作たちが全部貫太さんワールドの中に入ってくるっていうね。

貫太さん:僕の中でも、平成から令和の間に初めて描いたキャラクターもいますし、原作の内容を変えるというのも、著作権に関連して、実際に原作の内容を変えて問題になったメディアミックスがあると聞いたんですよ。それで反面教師になったって感じです。

楓さん:私は覚えてないよ。

貫太さん:楓はまだ知らないからね、その技術を。

崇弥:なるほどね。そっかそっか。でも、本当にそんないろんなこと考えて創作されてらっしゃるんだなって思います。

小川:お母様はこれまで、おふたりの成長を見守られてきて、意識が変わったこととか、何か気づかされたことはありますか。

満貴子さん:絵を描くのもそうなんですけど、今まで自分にとって普通だと思っていた概念がなくなったことがたくさんあって。「この人はこういうふうに感じるし、ここではこういうことを考えるんだ」っていう、自分にない視点をたくさん持てるという意味では、世界が広がったっていうのはあります。日常生活の中でも自分の思い通りにならないとき「なんでこの人はこんなことするんだろう」って腹を立てそうなときに「もしかしたらこういうこと考えてるかもしれない」と自分の中で想像できるようになったりだとか、そこら辺はすごく広がったかなと。

小川:楓さんと貫太さんだけじゃなくて、いろんな他者に対する気持ち、向き合い方が変わったっていうことですね。本当に今日は皆さんのお話が素晴らしすぎて、あっという間に時間が過ぎてしまったんですけども。これからも個性豊かなおふたりの作品をとっても楽しみにしてます。

崇弥:すみません最後に1個だけ聞きたいなと思ってるのが……

楓さん:本当に!?

崇弥:本当に!貫太さんと楓さんが、ヘラルボニーで実現したいお仕事がもしあれば最後にリクエストいただけたら嬉しいなって思いました。

貫太さん:私は、ライゾマティクスのようなアニメと実写の融合性のライブを開いてみたい。

小川:おぉ〜、すごい!

崇弥:いいねえ!いきなり現実的!

小川:今までヘラルボニーって絵画とかが中心ですけど、そういったアニメーションとか空間デザインもできたらとても面白いですよね!

崇弥:やりたいなと思って、ちょっとなんか考えたいですよね、一緒に。

小川:物語も考えてもらってね。ますますおふたりの活動がとても楽しみな時間でした。今日は貫太さん、楓さん、そしてお母様、本当にありがとうございました!

貫太さん:ありがとうございました!

楓さん:最後に私の一言です。

貫太さん:はい。

楓さん:チャンスは、準備を終えた者にだけ、微笑んでくれるのです!

貫太さん:準備をきちんとしていれば成功が見えるっていうキュリー夫人のお言葉です。

崇弥:素晴らしい最後の締め!

小川:名言をいただきました!胸に刻みたいと思います。

text 赤坂智世

 

輪島貫太


2歳のころ、動物に興味を持つようになり絵を描くようになる。 成長とともに落語、おもちゃ、アニメ、みんなのうた、トリビアなど、その時々で興味あるものを集合させて描くのが好き。絵の中に登場するキャラクターは本人と妹の他にオリジナルキャラを描き込むことが多い。将来の夢は、自分の絵やキャラクターたちを使ったアニメーションを作ること。アニメのキャスティングやシナリオを考えながら日々創作活動に励んでいる。

輪島楓

2008年11月石川県金沢市生まれ。魔法使いやヒーロー・ヒロインが出てくる物語が大好きで、5歳の頃から折り紙を切ってお話に出てくる登場人物やアイテムを表現をしている。将来は映画監督になることを夢みて、迷いのない線でオリジナル絵本のイラストや小説をたくさん生み出している。まさに天真爛漫を絵に描いたような女の子。

 

ポッドキャスト『HERALBONY TONE FROM MUSEUM〜聴く美術館〜』無料配信中

「アートから想像する異彩作家のヒストリー」をコンセプトに、アートに耳を澄ませながら、作品の先に見えるひとりの”異彩作家”の人柄やこれまでの人生に触れる番組です。

役者・映像作家・文筆家として活躍する小川紗良さんと、ヘラルボニーの代表取締役社長の松田崇弥の2名がMCを担当。毎回、ひとりのヘラルボニー契約作家にフィーチャーし、知的障害のある作家とそのご家族や福祉施設の担当者をゲストにお迎えしています。

毎週日曜日にApple Podcast・ Google Podcast・Spotify・Amazon Musicで配信中です。

バックナンバーも無料でお楽しみいただけます。