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異彩作家と陶芸家・朝日焼十六世松林豊斎氏がコラボレーションした、すべて1点ものの茶器です。異彩作家が「秋」をテーマに筆入れし、宇治の窯元「朝日焼」によって焼き上げました。異彩作家の自由な筆づかいと、400年の歴史を誇る朝日焼の豊かな表情の融合に「障害の境界を意識せずに自然に交わる社会」への願いをこめました。
商品の特徴
■HERALBONYの「茶会」から生まれたプロダクト
2024年9月に開催された、 文化と産業の架橋に挑むスタートアップ「TeaRoom」とHERALBONYによる茶会で使用された茶器です。この茶会では、侘び茶の創始者・村田珠光の「和漢の境をまぎらかす」という言葉からインスピレーションを受け、障害を持つ作家が手がけた茶道具を通じて、障害の境界を意識せずに自然に交わる社会の姿を体験していただきました。
■朝日焼十六世・松林 豊斎による世界で一つだけの茶器
この茶会のコンセプトに共感いただいた朝日焼十六世・松林 豊斎によって焼き上げられた茶器は、全て一点ものです。月白釉の鮮やかで引き込まれるような水色が印象的な現代作風や、朝日焼の伝統的な特徴である窯変から生まれる独特の斑点「鹿背(かせ)」の作品など、ひとつひとつ異なる佇まいをご堪能ください。
■異彩作家による貴重な作品
通常はキャンバスや画用紙に描くことが多い異彩作家ですが、朝日焼の宇治の土の上に描くことで、いつもとは違った表情を堪能することができます。異なる価値観と調和しながら発展してきた日本文化の新たな歴史を感じる、貴重な作品となりました。
■宇治で400年続く朝日焼
朝日焼は、お茶文化の中心地として知られる京都・宇治にある窯元です。歴史は桃山時代から江戸時代に変わろうとする慶長年間まで遡り、初代の始めた茶の湯の「うつわ」と、八世の完成させた煎茶文化の「うつわ」を中心に作陶を続けています。現代に至るまで多くの茶人に珍重され、英国ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館にも作品が所蔵されています。
>> 朝日焼 公式サイト
《朝日焼十六世 松林 豊斎プロフィール》
2016年に朝日焼十六世豊斎を襲名。朝日焼の根底にある「綺麗寂び」という茶人小堀遠州の美意識を基に、茶道具としての茶盌や茶入、水指、花入などを中心に朝日焼伝統の鹿背、紅鹿背をはじめ、十六世としての作風であり現代的な雰囲気をもつ月白釉流しの作品制作を行っている。海外での作品発表や、茶会の開催、茶の文化を広めるワークショップの開催なども積極的に行い、英国セントアイブスのリーチ窯での滞在制作及び作品発表、フランスパリのギメ東洋美術館での作品展示や茶会の開催の経験がある。2017年京都髙島屋、日本橋三越本店にて襲名記念展を開催。
松林 豊斎からのメッセージ
「和漢の違いをまぎらかす」という素晴らしいコンセプトのプロジェクトに参加させて頂いたことは、私にとってとても大きく貴重な経験となりました。
我々は一人一人、違いがあり、また、共有するものを持ちます。今回、HERALBONYと契約している、アトリエやっほぅ!!さんのアーティストの方と、一緒に作品を作らせて頂き、出来上がったものを見た際に、”我々は何を良いモノと考えるのだろうか”という、作り手として、とても根本的なことを問われる作品が出来上がったと感じました。
技巧的に優れたものが、デザイン的に優れたものが、必ずしも良いモノとは限らない。そして、万人に共通する良いモノが存在するという幻想から離れた時、私は何を良いモノと感じるのだろうか。という問いが目の前に現れます。
それぞれの絵は、間違いなく力があります。それは、きっと絵を描く喜びに満ちて描かれたものだからだと思います。とても純粋なその感情を、アトリエにてひしひしと感じました。それぞれ違う作品の個性に触れた時、自分の心に触れる作品に出会うのではないでしょうか。その心に触れたものの作り手とあなたはきっと共有するものを持つのだと思います。
この作品たちに触れて、自分にとっての”良きモノ”、”好きなモノ”をあらためて自分に問うていただく事ができたなら、その作品を作るお手伝いをした者として、幸甚に存じます。
朝日焼十六世 松林 豊斎
Artist
Yoriko Kotera
アトリエやっほぅ!!
アトリエの始まった2008年から陶芸や雑貨制作のイラストレーターとして活躍。動物のイラストからはじまり、現在は日本や世界の建物などを中心に作画。いくつかのパターン化された鮮やかな配色が特徴的。大胆なモチーフの捉え方が合わさってパワフルで楽しい作品が生まれる。最近は貼り絵や絵具などにも挑戦中。
PRODUCT DETAILS
商品詳細
インフォメーション
素材 | 陶器/釉薬:鹿背 /焼成:ガス窯 |
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サイズ | W128×H90mm |
お手入れ方法 | はじめてご使用される前に10分程水につけてからご使用ください。焼き上がりのままお送りしております。そのまま使用されるとシミがつきやすいです。また、陶器は年数が経つにつれて表情が変化していきます。それを「慣れる」と表現します。よく慣れた器は褒め言葉であり、経年変化をお愉しみください。 ※ご使用後は毎回しっかりと水気を拭き取り、よく乾燥させてから保管ください。 |