《MEN’S HERALBONY STYLE》メンズファッションにもっとアートを【#異彩のある暮らし】

この連載 「#異彩のある暮らし」は、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」のクリエイティブディレクターを務める中塚美佑(通称MIU)がお届けする暮らしのコラム。人当たりはちょっとドライなのに、心に熱い何かを秘めるMIUが、HERALBONYのアートやプロダクトの楽しみ方、ライフスタイルへの取り入れ方を「ゆるく、やさしく、熱量高く」ご紹介していきます。

◎中塚美佑(なかつか・みう)/ @iiimiiiu
アートライフスタイルブランド「HERALBONY」のプレス担当兼クリエイティブディレクター。デジタル施策におけるクリエイティブを統括。トゥモローランドでの販売・SNS運用を経て現職。Instagramのフォロワーは2万人を超える。知的障害を伴う自閉症の兄がいる。


眺めるだけでなく、身につけることもできるHERALBONYのアート。いつものファッションに合わせるだけで、なんだか特別な気持ちになるのは、きっとわたしだけではないはず。そこで今回は、メンズドレス業界で20年以上の経験を持つファッションアドバイザーの奥州谷知宏さん(@tomo_ohshu)に、HERALBONYのアートを使ったメンズスタイルをご提案いただきました。

スーツを彩るアートネクタイ

HERALBONYの最初のプロダクトとして生まれたアートネクタイ。老舗紳士洋品店「銀座田屋」とのコラボレーションで実現した、異彩作家の筆の勢いや鮮やかな色彩を忠実に再現したシルク織りが美しい1本です。「BUDDY WEEK」を記念して数量限定で復刻販売中の、ダウン症の異彩作家二人のアートネクタイでスタイリングしていただきました。

さまざまなトーンのブルーに赤や黄色の線が走る、高田祐(Yu Takada)の「迷路」には、ネイビーのジャケットとブルーのシャツを。真面目すぎる印象になりやすいスーツスタイルに、アートが上品な遊び心を感じさせてくれます。


シルク100%で再現された、異彩作家のエネルギー。ついついじっと見つめてしまいそう。
踊るように図形が連なるこちらのネクタイは、八重樫季良(Kiyoshi Yaegashi)「(無題)(家)」を再現しました。八重樫さんの独特な色彩が、ベージュのセットアップとピンクのシャツの、春らしい温かみのあるスタイルをほどよく引き締めてくれます。
独自のアレンジによって描かれた建築物を描く八重樫さんの作品は、建物や家にまつわるお仕事をしている方へのプレゼントにも。

3月21日の「世界自閉症啓発デー」から4月2日「世界自閉症啓発デー」までの「HERALBONY BUDDY WEEK」とは、異彩の「バディ」となって伴走する期間です。今年は「自閉症」「ダウン症」を多くの人に知ってもらうべく、好評により完売・再販なしとなっていたこちらのネクタイを復刻販売しています。

数量限定なので、気になる方はお早めにお買い求めください。(オンラインストアの会員様限定でご購入いただけます)

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意外と相性が良いスカーフとメンズファッション

海外のファッションスナップでよく見かける、男性がさらっとスカーフを巻いたスタイルが好きです。巻き方で印象が変えられるスカーフは、意外にも幅広いテイストのファッションと合わせやすいアイテム。

八重樫季良が生み出す「(無題)(家)」の独特なカラーリングと力強い筆のタッチは、アメカジスタイルによく合います。

シルクスカーフ「(無題)(家)」

写真のコーディネートでは、細長く畳んで二重に巻いた後にひと結び。シルク100%のハリ感が、カジュアルなカーキジャケットをワンランク上品に見せてくれます。

ニットの中にスカーフを入れ込んで、襟元からちらりとのぞかせるスタイルも。色数が多いスカーフは、見せる面積を調節することで華やかにも控えめにもできるのでシーンに合わせてアレンジが効く1枚です。

片平俊夫(Toshio Katahira)の青いスカーフもスタイリングしていただきました。氷を思わせる冷たいブルーに、少し濁った色彩も散りばめられたこのアートは、曇り空のようにさまざまな表情を見せてくれます。

Toshio Katahira「(無題)」

そんな多面性を持つスカーフは、カジュアルスタイルにもオンスタイルにもぴったり。今回は爽やかなマリンスタイルに合わせてみました。春先は襟を開けた白シャツに入れ込むと、一気に大人な雰囲気になります。

スカーフは結び方が難しそうと思われるかもしれませんが、メンズの大判スカーフは、あえてそのまま首にかけることで気負わない雰囲気が作れるのだそう。

身近なあのアイテムをファッションに


もうひとつ、ぜひメンズのコーディネートでおすすめしたいのがアートハンカチ。実は53cm×53cmとミニスカーフくらいの大きさなので、首元に巻くのにもちょうどいいサイズなんです。わたしも何枚も集めていて、
自宅で額装するほど大好きなアイテムです。

ハンカチ「afrikarose」

まずは対角線に向かって半分に折ってから、さらに半分に折って、細長い棒状に。

そのまま首に巻いてひと結びすれば完成です。衣笠泰介(Taisuke Kinugasa)が描く「afrikarose」のハッピーなカラーリングとリンクするように、クラッシュデニムで自由さを。

カジュアルなジャケットスタイルに合わせるだけで、開放的でこなれた印象になりますね。

音楽好きの方は、レコードジャケットをモチーフに油絵を描く、森啓輔(Keisuke Mori)のアートをファッションに取り入れてみてはいかがでしょうか。

ハンカチ「青春のバラード」

神保町の古本屋に行ったり、カレーを食べに行くような文化系男子の休日シーンをイメージしてスタイリングする奥州谷さん。

昭和の名俳優・森田健作をモチーフに描いた「青春のバラード」はダスティなブルーと重みのあるタッチのアートが、ノスタルジックな雰囲気でレザーやスエードアイテムとマッチ。デニム地や紺ブレとも相性が良いので、プレッピーなファッションにも合いそうです。

ファッションは自分を表現するひとつの手段でもあります。いつもの自分の装いも、アートを取り入れることで新しい見え方が生まれるのではないでしょうか。


ぜひあなたのお気に入りのコーディネートを、XやInstagramにご投稿いただけたら嬉しいです。