HERALBONYプレス担当の「ハンカチを飾る」というライフハック【#異彩のある暮らし】
この連載 「#異彩のある暮らし」は、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」のクリエイティブディレクターを務める中塚美佑(通称MIU)がお届けする暮らしのコラム。人当たりはちょっとドライなのに、心に熱い何かを秘めるMIUが、HERALBONYのアートやプロダクトの楽しみ方、ライフスタイルへの取り入れ方を「ゆるく、やさしく、熱量高く」ご紹介していきます。
連載を最初から読む:HERALBONYプレス担当のお部屋&お出かけアイテム“Kuromaru”とは
◎中塚美佑(なかつか・みう)/ @iiimiiiu
アートライフスタイルブランド「HERALBONY」のプレス担当兼クリエイティブディレクター。デジタル施策におけるクリエイティブを統括。トゥモローランドでの販売・SNS運用を経て現職。Instagramのフォロワーは2万人を超える。知的障害を伴う自閉症の兄がいる。
わたしの部屋の壁には、普通とは少し違ったアート作品があります。
それは、HERALBONYのハンカチを額に入れて飾ったもの。ときにハンカチを入れ替えて、かれこれもう4年ほど飾っています。
前職を退社するとき、お世話になったひとたちへ感謝の気持ちを伝えるためのギフトとして、HERALBONYのハンカチを大量購入しました。そのとき、自分にも一枚欲しいなぁと思い、直感的に選んだのがSanae Sasaki「(無題)(丸)」(通称Kuromaru)でした。
ずっとハンカチやバンダナとして大活躍していましたが、【ハンカチ+フレーム セット】の発売を知って、自分でも額装してみることに。すると、わたしの部屋にも想像以上のフィット感でワクワク。
この方法であれば、原画作品を持つのは少しハードルが高いという方にも、手軽にアートを楽しんでいただけるので大変おすすめです。今回は、ご自宅でも簡単にできるハンカチの額装方法をお届けします。
自宅で簡単。ハンカチを飾る方法
額縁はお部屋のインテリアやアートにあわせて購入した、黒色のアルミ額縁(W408×H521mm)。
「マット台紙」と呼ばれる白い縁は、原画がアクリル板などに直接触れることを防ぐ効果もあるのですが、入れることで見栄えが格段に良くなり高級感が増すように感じます。
台紙にハンカチをひいたら、額縁のサイズに合わせてハンカチを折り曲げます。このとき、作品の好きなところを出すように調整します。Kuromaruなら、赤や青の滲んだ部分が見えるようにしています。
アクリルの内側にほこりなどがついていないことを確認したら、ハンカチにシワができないように上から被せます。
後ろのネジを止めれば完成です。
中のハンカチは簡単に入れ替えができるので、他のHERALBONYのハンカチを入れ替えて気分に合わせて部屋の彩りを変えています。
額装におすすめのハンカチ
そのほかにも、私が額装におすすめだと思う作家のアートハンカチをいくつかご紹介します。
京都で出会った、大好きな作家・衣笠泰介氏。原画作品を自宅に飾っているほど、愛が溢れて止まない作家の一人です。昨年末に新作のハンカチが発売されたのですぐに購入しました。このハンカチがポケットの中から覗くたびにものすごいエネルギーを感じるので、もう一枚、額装用に購入しようと思っています。
Masahiro Fukui「レースフラワー」
福井 将宏の「レースフラワー」という作品は、ヘラルボニーが保有している作品データの中でも、私がずっと想いを寄せていた作品です。シンプルな構図と色彩が、筆の跡や絵の具の厚みによって立体的で迫力ある表現に。高いプリント技術で美しさを再現したハンカチは、飾っておくのはもちろんのこと、「アートを持ち運ぶ」という言葉にもぴったりです。
Hiroyuki Ukai「無題(HU-B)」(Disney × HERALBONY)
鵜飼 裕之の「無題(HU-B)」は、私が一目惚れをした作品。垂れた絵の具の痕跡から生まれるこのアートが、水を流すことが好きな作者から生まれたものだと知って、より愛着が湧きました。強い作風に見えながら、おだやかな色彩がシンプルでモノトーンなインテリアがあるお部屋の雰囲気によく合います。
「アートを飾ってみたいけど、本物を買うのはちょっとハードルが高い」という方も多いのではないでしょうか。HERALBONYのハンカチは全部で25種類。まずはハンカチの中から自分の「好き」を見つけて、お部屋に飾ってみるところから初めてみるのはいかがでしょうか。