HERALBONYのアートクッション、2つ選ぶならどれ?【#異彩のある暮らし】

この連載 「#異彩のある暮らし」は、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」のクリエイティブディレクターを務める中塚美佑(通称MIU)がお届けする暮らしのコラム。人当たりはちょっとドライなのに、心に熱い何かを秘めるMIUが、HERALBONYのアートやプロダクトの楽しみ方、ライフスタイルへの取り入れ方を「ゆるく、やさしく、熱量高く」ご紹介していきます。

すべての連載をチェック

◎中塚美佑(なかつか・みう)/ @iiimiiiu
アートライフスタイルブランド「HERALBONY」のプレス担当兼クリエイティブディレクター。デジタル施策におけるクリエイティブを統括。トゥモローランドでの販売・SNS運用を経て現職。Instagramのフォロワーは2万人を超える。知的障害を伴う自閉症の兄がいる。

あたらしい場所。あたらしい人。たくさんのあたらしいに出会える、この季節。

春のあいさつのように花粉がやってきて、自宅にいる時間が増えるのはわたしだけでしょうか。思いっきり大胆にインテリアを入れ替えて新鮮な空気を感じるのも良いですが、クッションのカバーを変えたり種類を増やすだけでも、お部屋の雰囲気が変わってリフレッシュでき、ワクワクした心で明日を迎えられる気がするのです。

全部で10種類。お部屋に合わせてどれを選ぶ?

HERALBONYが展開するクッションのアートは全部で10種類。1843年に京都で創業した老舗ファブリックメーカー『川島織物セルコン』とのコラボレーションで生まれた商品です。たっぷりとわたが詰まっていてもちもちな中材のおかげで、へたりづらく長く使えるのも気に入っています。また、カバーは取り外して洗えるのでいつでも清潔。もちろん、カバー単体でも購入することが可能なので、お気に入りを気分に合わせて入れ替えることもできます。

クッションの全柄一覧はこちら

2つのアートクッションを組み合わせる

全10種類の中から、自分のお気に入りを見つけて一つだけ置くのも素敵なのですが、異なるアートのクッションを組み合わせてみることで、新たな発見がありました。
いままでは、異なるアートを同じ空間に置いてしまうと、個性がぶつかり、お互いの魅力を活かしきれないのではないかと思っていました。でも、クッションを使ってお部屋をコーディネートしてみると、意外にも複数のアートが同居することで、それぞれがアートの美しさを互いに引き立て合いながらお部屋全体に馴染むのです。
とはいえ、どのアートを選んだら素敵になるのか分からない!という方のために、お部屋のテイスト別に、おすすめのアートクッションの組み合わせをご紹介していこうと思います。

白やベージュを基調としたシンプルなお部屋なら

著作者:wuttichai1983/出典:Freepik


(左)クッション「(無題)(青)」
(右)クッション「数字」

白い家具やファブリックをメインにしたお部屋なら、明るくビビットなカラーが差し色になってくれるアートクッションを。降り注ぐ雨のように美しいブルーがメインカラーの工藤みどり「(無題)(青)」と、数字や文字をつなげてしまう強烈なこだわりから作品を生まれる作家・小林覚の作品「数字」は、ぱっと光が差し込んだようにお部屋を明るくする組み合わせです

パステルカラーが映えるフェミニンなお部屋に

著作者:wuttichai1983/出典:Freepik
(左)クッション「しかくとまるとさんかく」
(右)クッション「Festival」

ベージュやパステルカラーを基調としたインテリアには、淡い色が重なるアートクッションを。肥後深雪の「しかくとまるとさんかく」とSATOの「Festival」のアートクッションは、どちらも水彩で描かれたやわらかい印象の作品で相性抜群の組み合わせ。パステルカラーのお部屋に、優しい彩りを添えてくれます。

モノトーンのお部屋なら

著作者:benzoix/出典:Freepik
(左)クッション「(無題)(丸)」
(右)
クッション 「(無題)(家)」

モノトーンの無機質な雰囲気が好きな方には、佐々木早苗のKuromaruとカラフルながら深い色合いが印象的な八重樫季良の「(無題)(家)」のアートクッションで、色彩のコントラストを楽しむ組み合わせがおすすめです。

ちなみにこのふたり、ともに岩手県で生まれ育ち、花巻にある「るんびにい美術館」に在籍している作家です。「るんびにい美術館」といえば、弊社代表・松田の起業のきっかけとなった美術館という名の福祉施設です。そんなストーリーやつながりを感じながら、アートを選ぶのも素敵です。

畳のある和モダンなお部屋に

出典:Freepik

(左)クッション「ワープロ」
(右)クッション「宇宙」

実はお客さまから「HERALBONYのアートは、和のテイストと相性が抜群」というお声をよくいただきます。木や竹を使った和モダンのインテリアや畳のお部屋に合わせるなら、赤が印象的な八重樫道代(Michiyo Yaegashi)の「ワープロ」とFumie Shimaokaの「宇宙」アートはいかがでしょうか? クッションに落とし込まれることで、どこか和の香り漂う作品に見えてきます。畳の上でクッションに身を預けて、ゆったりくつろぐ時間が過ごせそうです。

爽やかなマリンテイストに

著作者:stockgiu/出典:Freepik
(左)クッション「 Hoo!Hey! 
(右)クッション「(無題)(青)」

マリンテイストのお部屋には、西海岸風のインテリアやマリンブルーとも相性が良い岡部志士(Yukihito Okabe)の作品「Hoo!Hey!」と、さざなみのような青が印象的な工藤みどり(Midori Kudo)の作品「(無題)(青)」がおすすめ。爽やかな異彩アートが海風を感じさせ、お部屋を明るい雰囲気にしてくれます。

ヴィンテージ風のお部屋

著作者:Freepik
(左)クッション「四角」
(右)クッション「(無題)(家)」

ヴィンテージライクなお部屋には、重厚なインテリアに負けない力強いアートクッションのコーディネートが映えます。

小さなドットや四角を描く作風に熱中し続ける喜舎場盛也と、半世紀以上にわたって建築物を独自の様式で描き続けた八重樫季良の制作スタイルも、時間の重なりを楽しむヴィンテージ家具に通じるものがあります。

ソファやラグにも異彩アートを。

同じアートでお部屋に一体感を出したいという方には、作家・SATOの作品「Festival」のソファとラグマットがおすすめ。岐阜県羽島市の繊維製品メーカーで作られるアートマットは、肌触り良くしっかりと厚みのある大判のマットで、リビングラグに最適なサイズです。ちなみに受注生産にはなりますが、ひとり掛けのソファやスツールもあるので、Festival一色なお部屋にしてみるのも楽しそうです。

ラグマット「Festival」
【受注生産】一人掛けソファ「Festival」
【受注生産】スツール「Festival」
※ ラグマット/ソファ/スツールの販売は2024年3月末までを予定しております。お早めにご注文ください。

ソファやスツールは全部で20種類

もっとアートの組み合わせを楽しみたい!という方には、アートソファーとアートクッションの組み合わせはいかがですか? 例えば、二人掛けソファ「風のロンド」はこれだけでも明るく存在感がありますが、ここにFumie Shimaoka「宇宙」と喜舎場盛也「四角」のアートクッションを置くことで色鮮やかなアートがさらに引き立ちます。

HERALBONYのソファとスツールは、20種類のアートからお好きなものを選べるので、自分なりにアレンジを楽しむことも可能です。

【受注生産】二人掛けソファ「風のロンド」
二人掛けソファー全柄20商品をチェック
一人掛けソファー全柄20商品をチェック
スツール全柄20商品をチェック
※ ソファ/スツールの販売は2024年3月末までを予定しております。お早めにご注文ください。

異なる作品同士が混ざり合うことで生まれるアートコーディネート。ぜひ自分だけのとっておきの組み合わせを見つけて、XやInstagramに投稿いただけたら嬉しいです。