スタイリスト 大和田ゆき
1995年にライター、エディターとしてキャリアスタート。2000年ロンドン留学、2006年スタイリスト、ファッションディレクターとしての活動開始。2012年メルボルンRMITcollege(art&disign)にてdiploma取得。現在の仕事内容は雑誌、CM、カタログ、WEB関連に加え、撮影ディレクション、プロップのスタイリングなど。 Instagram:@ohwadayukirin
ファッションのプロがHERALBONYのアイテムをまとったら? カラフルでアートフルなプロダクトを、プライベートな日常で、どのように着こなすのでしょう。この企画では、その方に選んでいただいた1品を、その方のセンスで私服と合わせて着こなしていただき、そのポイントを教えていただきます。
1995年にライター、エディターとしてキャリアスタート。2000年ロンドン留学、2006年スタイリスト、ファッションディレクターとしての活動開始。2012年メルボルンRMITcollege(art&disign)にてdiploma取得。現在の仕事内容は雑誌、CM、カタログ、WEB関連に加え、撮影ディレクション、プロップのスタイリングなど。 Instagram:@ohwadayukirin
大和田ゆきさんが選んでくださったのは、作家・伊賀 敢男留(Kaoru Iga)の作品「夜景」のクラシックブラウス。青色が好きな伊賀さんの作品は、どのアートもどこか品があり落ち着いた印象のため、性別や年齢を選ばないアイテムとなっています。今回起用された作品「夜景」もそんなアートのひとつ。静かな夜の空気に、色とりどりのネオンの光が滲んでいる風景を思い起こさせます。
クラシックブラウス「夜景」
¥49,500 / 税込
>> 伊賀 敢男留(Kaoru Iga)の作品が起用された商品をチェック
大和田:ぱっと見て、いろんな色が入っているのに、主張しすぎていない。このバランスが素晴らしくて、どんなコーディネートにも合いそうだなって直感的に思いました。生地が個性的でありながらも派手すぎないので、コーディネートする時にも、いろんなカラーと合いそうなオールマイティ・アイテムですね。
今日は、黒のジャケットと太めのグレーのボトムで合わせてみました。サイズ感もすっきりとしたコンパクトめなので、まさにジャケットのインナーにぴったりなんです。ブラウスの丈感も絶妙で、アウトしてちょうどお腹が隠れるくらい。長すぎず、短すぎないので大人のスタイルアップにもなりますよね。
<合わせたアイテム>
ジャケット:3.1フィリップ リム
パンツ:ザ・フランキーショップ
バッグ:FENDI
靴:ジャンヴィト・ロッシ
大和田:最近は、デニムにTシャツではなく、ちょっと綺麗めなブラウスを合わせたい気分! このブラウスは型が綺麗で、カフスの始末が綺麗だったり、ボタンも刺繍ボタンになっていたり、とディテールにもこだわりがあり、しっかりした作りなので、休日のカジュアルスタイルに合わせても品よく映えるんですね。
例えばデニムと合わせても、カジュアルになりすぎずきちんと感が出るのが、大人っぽくて素敵です。1着目のように、ジャケットのインナーにももちろん合うけれど、デニムにこれ1枚で着ても、主役感が出ます。今日は少し肌寒いので、上下をほとんどワントーンでまとめ、鮮やかな赤いざっくりニットを肩からかけて差し色にしました。
<合わせたアイテム>
セーター:3.1フィリップ リム
デニム:SLVRLAKE
バッグ:ClareV.
靴:セルジオ・ロッシ
大和田:障害を特別視しないっていうのは、私自身も普段から思っていることで、共感できるところが多いなと思いました。障害を“個性の1つ”ととらえる感覚。私も含めて人間は完璧ではないし、完璧である必要もないので「何かができない」って、特別なことじゃないと思っています。それに、こういう絵を描ける才能を持っているって、本当に素晴らしいことですよね。
私は、特にこの伊賀 敢男留さんの作風が好きなんです。他の作品も見たのですが、どれも色使いが素敵で、彼が描く世界観そのものに惹かれます。ぜひ他の作品でも、Tシャツなど作ってほしいな! 絶対かわいいと思います!
写真/羽田徹(biswa.)
企画構成・文/田口 まさ美(Starflower)